近年、日本文化に対する日本人の関心は、以前より高まっているように感じます。私自身、フランスに在住した経験の中で、日本文化を誇りに思うと同時に、もっと知りたい、もっと伝えたいと強く思うようになりました。―日本舞踊 ― 。日本が誇るこの美しく楽しい文化を知る喜びを、多くの人に伝えたい、と。
日本舞踊のお稽古を通して、はるか昔の生活に思いを馳せたり、洒落の効いた唄の歌詞にクスッとしたり、四季の美しさや儚さを感じたり……。そして三味線や琴の音色に合わせてそれらを表現していくことの楽しさ。石井流では、踊りの型や手順を覚えることだけを目的とするのではなく、その背景や日本古来の美意識、心の在り方にも気持ちを向けていきたいと考えています。また、踊るうえで大切な身体の使い方、間の取り方、空間の捉え方など、他の国にはない独特の文化を理解して体現していくことの楽しさをぜひ皆さんと共有したいと思っています。
石井流のお稽古に来る方の目的は様々です。名取や師範を目指してコツコツとお稽古を続けている方、忙しくストレスフルな日常から解き放たれて頭と心をリフレッシュしたい方、体力や筋力の維持を第一目標にしている方、長唄の世界にどっぷり浸りたい方等々……。目的は違えど、皆、踊りが好きな気持ちで集まったお仲間です。それぞれのライフスタイルや目的に合わせて、無理のない形で継続できるお稽古環境を整えています。
日本舞踊が少しでも気になっている方、一歩、踏み出してみませんか? ぜひ一緒に踊りましょう!
プロフィール
石井流三代目美代の長女として生まれる。祖父は囃子方仙波流家元仙波宏佑、祖母は石井流二代目家元。幼少期より祖母、母に日本舞踊の手ほどきを受ける。初舞台は3歳の折国立小劇場にて、「お月様」。
2004年、三代目と共にたけのこグループを立ち上げ、地域の子供達に日本文化、日本舞踊を伝える活動をスタートする。
2006年、フランスにて、石井流パリ支部を立ち上げ、指導にあたる。
帰国後は主にたけのこグループの指導にあたりながら石井流の舞踊会に出演。
2025年、四代目石井美代を襲名。同年、創流95周年記念、襲名記念として「第十回爽の会」を開催。